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reason to believe / organworks @東京芸術劇場・シアターイースト <まとめ>

pepkin.hatenablog.com

reason to believe
無事、千秋楽迎えられ、お疲れ様でした。
これから、ながながと感想綴っていきます。

まず、私がこの作品を見るにあたって。
私は妖怪が好きでも嫌いでもなく興味なかったですし
作品を見て好きになったか興味がわいたかと言われたらわかりません。
そもそも妖怪がなんだかわからないから。
そんな事を思っていたら、平原さんが次のツイートをRTしてらして少し紐解けた。


私は、右下の世間話・噂話から下の妖怪概念しか視野に入れてなかったんです。
3つの概念があることをその時に知った。
今でも世間に知られている妖怪はとんでもない生き残りのサバイバーだと感じた。
すごくないですか?ただの語り継がれで何百年とか生きてるんですよ?(笑)
あ、そしてそして、わたしは妖怪は話の中だけの話であって信じてません。
おとぎ話的に捉えてます。
おとぎ話と捉えてるから初日感想の最後に「体験型 絵本?」って書いた。
そのことを母(妖怪現実世界にいる派)と話したが
根本的な考えが違った。わたしは、いわゆる理屈脳というか理系脳というか。
そこに科学的な反応がなければあると信じない人。
不思議な体験をしても妖怪のせいにしないというか。
ようかいのせいなのねーそうなのねー うぉっちっち!はしないというか。
何もないところには何も生まれない。何か対価があって生まれるという発想です。
そこに誰かがいるような感覚はそこにあるものが醸し出すものに自分が反応しているわけで
別の何かが発生しているわけではない。
モノに人格はあると思ってます。個性もあります。

妖怪という定義に自分が合わせていくのに必死でした。はい。


っていう長い前説、私のことが終わります。




さて、さて、
開演前になんか催してみたいですね。わたしは3回ともギリギリに入ったのでわからなかったのですが…。
開演時間ぴったりに始まるのに、いつ始まったかわからない始まり方が劇場ぽくなくてよかった。
ショータイムではなく、ここは既に夢の国。みたいな。
誰が歩いていたんだろう、と疑問に思いながら。平原さんと東海林さんと柴さんは見た。女性は歩いたのかしら?


っていう感じですすめたいと思います。

有料のパンフなのであまり書きませんが、、、
5つのシーンでできてるみたいですよ。
当日パンフは4つのシーンの解説が書いてありますね。
パンフに書いてあって当パンに書いてないシーンは最もわかりやすいところで
最後の群舞のところだと思います。

私なりに分割したら6つになったんです。
そこらへんを書きながら紐解けたらと思います。
最初の最初は1部でもなんでもなく、イントロダクション的で一番の情報量。
アニメのOPのような感じでこれからやるようなことがさらさらと流れていくように感じた。
あそこで飲み込まれたら最後まで迷宮入りしていると思う。

1部。2つの世界での3妖怪と1人間
当パンで言うところのMなんじゃないか、な。わからないけど。
内田さんが一般人、人。
他の帽子をかぶった三人(平原さん・はるかさん・小松さん)は人型妖怪。
内田さんはその三人を人として関わっていたのに、途中からはるかさんと小松さんは妖怪だと知る。
しかし、その後ろにいる平原さんも実は妖怪という、普通の人だったら絶望しかない状況。
内田さんは奇妙な体験をし、そのまま妖怪がいる空間に慣れていく。どこだかわからなくなる。
妖怪になっちゃったのかな?

2部。その流れで内田さんは東海林さんに囁きつき、体の中に入る。
その時の東海林さんは東海林さんではなく、内田さん。内田さんがうずくまって倒れている。
「「おきろよぉーおれぃ!!」」
と、問いかけても、自身が呼びかけてる時点で
自分は東海林さんの中にいるからうずくまっている方は返事しようがない。生きていたとしても。
1回目2回目は笑いが聞こえなく、3回目で笑いが聞こえて安心した。
やっぱり、いろいろ理解しようとして観客は素直に受け止められなくなるのかな。(私含め)

3部。失いあった二人。見たいのに見えない人、見てほしいけど見えない人。
当パンで言うAかな。
綾さんがマイクを通す部分。初日は素声でしたけど、2回3回目はノイズフィルターかけてましたね。
フィルターかかってたほうが好きです。聞きやすい。
素だと妖怪たち(帽子組)の声に似せるため、劈く音になっててきつかった。
言葉の内容的に聴いて理解できるように考えられてないから断片だけで必要な情報は得られると考える。
言葉も難しかったしね。完全に文語でしたもんね。
3部の人間登場人物は柴さんと高橋さんと綾さん。
高橋さんと綾さんの中身(3人目の吹き込み)は同じ人で、綾さんは話を聞いて欲しいけど、姿形が違う。
聞いてくれるわけなくて、気を引くためなのか、いろいろ、うごめく。切ないね。

4部。謡 逆柱 当パンでいうとS
セッションハウスでやったものを色々変えて組み込み。
かなりすきな小説です。
ブログに感想書いたなぁとか思って見返したんですけど
小説だったからか、一切内容に触れずに書いてた(笑)何もわからない。
一応リンク貼っときますね。(笑)
アウト オブ レパートリー コレクション / 平原慎太郎 @セッションハウス - 石楠花
この時は
Aが柴さんと綾さんでBが町田さんと、、誰でしたっけ、東海林さんでしたっけ。っていう2パターンでやってました。
センションの時よりわかりやすくなってました。情景がすぐ思い浮かぶ。
謡のときの照明すごかったっすよね。台所の照明は忘れられないな(ピンポイント)

5部。吹き込み。私の一番好きなシーン。
ここから帽子組は帽子とるんですよね。
それは妖怪じゃなくなったというより、踊るのに邪魔になるからと
とったとしてもそのまま妖怪であることは変わらないと考える。
そして、平原さんはメンバーに何かを囁きかけ、囁きかけられた人は何かしらの職に就く。
綾さんは狩人(銃打つ人)、はるかさんは体操選手、柴さんはモデル、平原さんは初日DJ、二日目は動物というか狛犬
そこでの、柴さんがツボで(笑)anan表紙いけるエロさね(笑)ノリノリだったみたいですね。
腹チラに笑ってしまいましたよ、マジで(笑)
ここが一番のダンサーアドリブなんじゃないかなと感じる。動線は決まってるけど仕草は全く決まってない。
日に日に過激になるモデルに、DJだと思ったら次の日犬になってて最後は動物になりきってる。
おもしろすぎるでしょ。
5部? 私が一番分からないところ。
平原さんが町田さんを銃で打ち、肉食動物(はるかさんと平原さん)が死んだ町田さんの肉を喰らい、
町田さんの霊(人格)は柴さんの元へ向かう。5部からの流れで繋がっているんじゃないかなぁと思う。

6部 当パンでいう、たぶんN
ダンサーが円を描きながら、ぐるぐる後ろ向きで回る。
なんで後ろ向き?すっごい平原さんが好きそうな動きだけど
好きってだけでこんな全員でやるところに組み込まないよね?って疑問に思って
主宰に聞いたら、時の流れの巻き戻しを意識しているみたいです。
だから、ただ単純に後ろ向きで走るだけではなく、ほかのダンサーと入り混じってたんだなって
あんなに必死にコケる危険性があることをして、表情崩れることをするんだと思ったけど
そこを狙ってたのかな。身体的に、意味的に、挑戦したいということなのかな。
そして、平原さんの下半身がくっついてしまうのよね。私は見ていられなかったよ。
ダンサーが揃ってきたときにわざとどんどんずらしてゆく感じ。
最後の群舞完成するまで数回やっているけど、誰かしら一人が1カウント最後の振りをやらないんだよね
そこが私にはしっくりこなくて、なんで!?って思ったりして。
まぁその誰かしらの一人は連続して群舞やるから間に合わないっていう意味なのかもしれないけれど。

暗転したあとは男性陣4人。
内田さん・東海林さん 結局起こせなかった
柴さん 未だに待ち続けている(聞こえない)
平原さん 生まれつきの身体的ギャップ
最後の平原さんの動きに対して、母が生まれたての赤ちゃんにしか見えないと言っていた。
生まれてすぐの赤ちゃんのおもちゃは自分の手である、と。


と、最後まで書いてきたけど、当パンで言うUが分からない。
もしかして、イントロダクションの部分がUなのでは?と思い始めた(消去法)
あと、一部と二部は同じシーンですね。五部と六部も同じかな~~。
毎度ながらですが、照明と音響はめちゃくちゃ凝られてた。ね。
普通に飲み込まれるもん、酔ってしまったし。
9人という人と舞台の広さ。あの密の感じが事の密と合わさって余計酔う感じで
気持ち悪くなって良かったと思います。(とても褒め言葉)

1回目見たあとに、この作品自体を妖怪とさせたいのではとも考えるように。
もう終わってしまったが3回しかやらないわけで、
もし再演したとしてもこのクオリティのものはできない。
いい悪いではなくて、生まれて3歳がやることと生まれて5歳がやること、
同じ行動してても見え方は全く違う。その現象が起きると思う。
から、この作品を見るときは映像がいい。塗り替えて欲しくない。このまま永久保存したい。
そんな作品であり、organworksが最強になるときに立ち会えたと思う。

今作品でダンサーの個性がひとりひとり確立した気がする。
organworks作品でこんなにも強烈にダンサーの個性が残った作品はない。
先輩方の存在は本当に大きい。ポテンシャルがバケモンだもん。
勝てない。ポケモンで言う四天王みたいな。全手持ちレベル80。厳選済み
平原さんは安定でチャンピオンね。……伝わる?(笑)


さらっと本人にも伝えたけど、展覧会を開いて欲しいですね。
お金あれば時間さえかかってよければ、自分で作ってしまいたいのですがね(飛躍)
この時にしかできないクオリティを
10年後30年後50年後の平原さんファン、コンテンポラリーダンス観る人、観ない人に伝えていきたい。
伝承。


そんなこんなで、締めましょうかね。また思うことがありましたら
twitterでボソッとつぶやきます。